ambivalence

出会った自分とは異なる価値観を累積していくための自己満足ブログです。

伏線とは回収されるものである。


お久しぶりです。




このたびトビタテ!留学JAPANに合格し、トビタテ8期生になることが出来たことをここにご報告させていただきたいと思います。





同時並行でいろいろ取り組んでいたため、かなり自信はなかったのですが、ゼミのトビタテ生だった先輩にアドバイスを頂いたり、留学センター主催のイベントでたくさんフィードバックをいただいたおかげで、合格出来たのだと思います。




1番思い出深かったのは、個人面接でした。とてつもなく緊張していた私が、腰をかけた瞬間、面接官の方は、「大丈夫?緊張してるん?リラックスしてな!大丈夫やから」と声をかけてくださったんです。




そのおかげで、自己紹介や留学の目的、そして自分の家庭環境、将来のビジョンをハッキリと言葉にすることが出来ました。そこで面接官の方が私のために言ってくださったアドバイスに、私はすごく感動しました。




「君はな、すごいポテンシャルがあんねん。でもな、今はまだまだや。だから、本、風景、そして人をインプットし続けなさい。本はな、情報がたくさんあるから、自分のために読むんや。風景もな、すごく大事。だから君がアフリカに行きたいって言うんやったら、たくさんアフリカの風景見てきてほしい。あとたくさんの人に会いなさい。すごく大事だから。そしたら、君は絶対すごい人になる。そして、面白い人生になる、俺が保証したる。2030年代を担う人間になれると思う。だから金出したるから行ってこいって言いたい、個人的にはな。応援してる、頑張ってや。」




私はこの面接のとき、涙が出そうなのをこらえていました。合格出来るかどうかよりも、この人に出会えたことが財産だと思いました。



そこから、本と風景と人をインプットすることを常に心に刻んで生活しています。





ふとスマホをいじる手を止め、まっすぐと街の風景を見たとき、私は感動しました。街中の風景はこんなにも己を主張していたんだ、と。そこにあるお店や病院や、老人ホーム、そのすべてがその街を構成している。だからこそ顔を上げて街を見るだけで、新たな発見があり、その街をもっと理解できるような気がしてくる。




小さな古い喫茶店、こじんまりとした焼き鳥屋さん、誰も入っていくのを見たことがない古びたケーキ屋さん、個人経営のクリーニング屋さん、小さな八百屋さん、50mおきにある豆腐屋さん、夫婦で経営しているラーメン屋さん、野菜料理専門店、インドカレー屋さん、新疆ウイグル自治区料理屋さん、海南吃飯専門店。





ああ、顔を上げただけで毎日の楽しみが増えた、と思いました。暇になればミーハー心で名の知れたスタバに入り、Wi-Fiとコンセントのあるカフェに居座ることだけを良しとしていた自分の人生の貧しさに気付きました。





人生の豊かさとは、もちろん人それぞれですが、私にとっては、物質的豊かさではないことがわかりました。



もちろん美味しいものを誰かと一緒に食べる幸せは、何にも変えがたいのですが、その美味しいものは、安かろうが、インスタ映えしなかろうが、心底どうでもいいのです。一緒に食べる人間のほうがずっとずっと大切です。



大事な祖母と食べるならおにぎりだって世界一美味しい。でもそのおにぎりを食べる場所は、出来れば桜が綺麗に咲く場所がいいな、と思います。祖母がはやく東京に来れるように、働いて、航空券を買ってあげるのが夢です。




話はずれましたが、つまるところ、大事なのは精神的豊かさだと気づきました。お金では、満足行くほどの精神的豊かさはなかなか得られません。だからたくさんの人と出会って、笑い合いながら、精神的豊かさを感じて生きていきたいのです。





私はこれから南アフリカインターンしようと考えています。どうして南アフリカなのか。


それは、アパルトヘイト政策により、理不尽に就業の機会や学問の権利をおかされたせいで、治安の悪化や個人消費の停滞が引き起こされ、貧富の格差、国としての発展の壁を生み出されているという現状が、自分が最も解決したいと考えている、「本人の帰責性がないのにもかかわらず、理不尽に機会を奪われている子供たちを救うこと」とリンクすると思ったからです。





つまるところ、私は「努力した人が必ず救われる世界」が理想だと考えていますし、もし私に老後があれば、その時は孤児院か奨学金の財団を作りたいと考えています。未来ある子供たちが家庭環境のせいで勉強が出来ない世の中を出来る限り変えたい。




でもそれは日本だけじゃなくて、全世界の規模でそうなることが理想だから、その夢を少しでも具体的に実現する職につきたい。でもそれにはまだまだ私は未熟です。それに覚悟も足りてない。だからこそ経験しなければ、と思ったのです。





それにサブサハラ地域は2030年代には中国、インドの人口をも超えるとされており、そのゲートウェイになるのがアフリカ最大の経済大国南アフリカなのです。南アフリカを知ることは、これから先の日本の経済産業界にも必ず役立たせることが出来ると信じています。そんな多くの複雑な思いを胸に、今日もまた頑張っていきたい。





でも忙しすぎる、考えることが多過ぎる毎日を過ごしていると、たまには今日みたく、本当に何も考えず過ごす日々があってもいいのかなぁと思ったりもして。





今日も自己満足のブログですが、へえと思っていただければ幸いです。おやすみなさい。