ambivalence

出会った自分とは異なる価値観を累積していくための自己満足ブログです。

普通じゃないってかっこよくない?



そう考えていた時期が、私にもございました。そうそれはかれこれ7年前、私が厨二病を発症した時の話ーーー。





なぜか中学生の頃にビジュアル系にどハマりし、血よ、黒よ、薔薇よ🌹といった感じで前髪をアシンメトリーにして、自分のことを"俺"といい、いたるところに好きなバンドのグッズを使用していました。最初はアシンメトリーの前髪に、パンク系の服装、目の上を真っ黒にしたメイク。徐々に、ギャルメイクへと変貌しました。



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(当時15歳、第二次厨二病時✝️)




黒髪ロングぱっつんリズリサピンクカラコン!って感じで生きてましたね。とにかく派手好き(笑) 






まあ、男ウケは最悪でした!!!!!!はい!!!!!思い出しただけで死にてえな!!!






まあなんで今日急にこんな話しようかと思ったかというと、自分で言うのもおこがましいんですけど、よく、見た目と中身のギャップがある!と言われるんですが、それはあえてなんだよーという話をしたいなーと思ったからです。






見た目はわりと派手好きで、化粧も濃かったり、夏にはブリーチして派手な髪色にするということまでしてしまいました。服装もわりと個性的(笑)です。あと夏は露出するのが好きですね、まあたんにそういうスタイルを可愛いと思うだけなんですが。


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(女子大生ツールとして話題のsnow使用時、実物と写真の差を倍増させたいわゆる"詐欺アプリ"として男子からの非難が殺到。T◯nderでもなかなかお目にかからなくなった懐かしのアプリ。)





と、まあ見た目はそんな感じなんですけど。これまでのブログ読んでいただいたり、話したことある人はわかると思うんですけど、当の本人本当につまらないクソ真面目人間なんですよね。でもそんなクソ真面目人間だからこそ、こんな見た目を保つ理由があるんです。





それはある時のことでした、私がコンビニでレジで並んでいると、目の前に並んでレジを打ってもらっていたのは、めちゃくちゃ怖いギャルのお姉さん。そんなお姉さんが、レジで会計して去る時に一言こう言ったんです。





「あ、おつり募金しといてください!」





って。私は正直な話、「こんな派手な人が募金なんてするんだ。」って思いました。でもそれと同時に、"見た目の派手な人間は募金みたいな善行はしない"っていう偏見を持って生きてたんだなーって気づきました。そして恥ずかしくなりました。偏見を持っていたことが恥ずかしかった。どんな見た目の人がどんなことしてもいいはずなのに。でも、もしこれが見るからに真面目そうなお姉さんだったら私はそれに注目することが出来たかといえばそうじゃないなって思いました。見るからに真面目な人が真面目なことしたって、意外性がない。






この出来事は、私の偏見を気付かさせてくれました。他にも、いつも笑ってる子が、本当はすごい苦労しているのを普段見せていないだけなんだと知ったとき、小さなことで苦労している気になっている自分が恥ずかしくなったりしました。







だから私も、こんな見た目で真面目に勉強してたら、こんな見た目で募金してたら、みんな、"こんな奴でもやってるんだからやらなくちゃ"、そう思ってくれるかなって思ったんです。







私は他の人の意外性が、たくさん自分を成長させるきっかけになったなーって素直に思います。そのたびに自分が恥ずかしくなって、他の人に寛容になる。もしかしたら、あの人はこういう気持ちで苦しんでいるのかも、悲しんでいるのかも、私が知らないだけで、外に出さないだけで本当は悩みを抱えて生きているんじゃないか。そういった考え方を持てるだけで、世界は全然違って見えるようになりました。




もちろんそれが正解だと押し付けるつもりなんてさらさらないんですけど、ただ、他の人がそういったきっかけになってくれたように、私もまた、そういったきっかけになれたら幸せだなって思うようになりました。





だから今はそれがポリシーになりつつあります。こんな見た目で勉強してる私偉いでしょ!って気持ちもそりゃ最初はゼロじゃなかったけど、今はもうたんに人に意外性を与えられたら幸せだなーって思うようになりました。





これからはさすがに派手でいるの無理かもしれないから、また違う意外性を見つけていけたらいいなって思います。人にとっても、自分にとっても、つねに意外性のある自分でいれるように。精進します。